プログラミングの学習について

保護者の皆様へ、西多摩プログラミングクラブよりお子様のご自宅でのプログラミング学習についてご提案をさせていただきます。

プログラミングとは

「プログラミング」とは、「プログラム」を記述することを意味します。この「プログラム」とは、「コンピュータが実行する手順を表わしたもの」です。コンピュータはプログラムの通りに実行します。少々、コンピュータについてお話しいたしましょう。一口に「コンピュータ」と言っても大小さまざまなものがあります。パソコンは一番イメージしやすいもののひとつでしょう。他にはスマートフォン、タブレットもそうですし、現代の電気で動作するほとんどの物に小さな小さなコンピュータが入っています。テレビ、洗濯機、電子レンジ、エアコン、銀行のATM、自動販売機、コンビニのレジスターなど枚挙にいとまがありません。現代社会の生活基盤として、形の大小の違いはあれど、コンピュータは欠かせないものとなっています。

 

さて、そのコンピュータですが、「プログラムに書かれた通りに実行する機能」を持っています(逆に言うと、それ以外のことは何もできません)。プログラムを人間が書き、コンピュータがそれを実行することで、所望の機能を実現します。ただ、人間は勘違いしたり間違えたりよくしますので、プログラムを書く時にも勘違いしたり間違えたりします。でもコンピュータは書かれたプログラムの通りに実行しますので、勘違いや間違いなど一切合切含めて黙々と動作します。思った動作と違う動作をされてしまっては困りますので、人間はプログラムを書いた後、実際にコンピュータに実行させて、正しく思った動作になっているかどうかを調べます。そして動作が違っていた場合は、プログラムを修正し、また、動作を調べるということを繰り返します。このようにして、最終的に思った通りに動作するプログラムを作り上げます。

 

プログラムを作る人間は、思った通りの動作を実現するプログラムを書かなくてはなりません。これは大変論理的な思考力を必要とします。プログラムからは矛盾やあいまいさを全て取り払わないといけません。「適当に」とか「こんな感じで」などというのはコンピュータには通用しません。物事を厳密に理解し、それをプログラムとして表わすために、分析力と論理的な考えが必要となります。プログラミングに親しむことで、分析力・論理的思考能力が向上するのはこのためです。

 

また、現代はIT社会と言われています。情報を扱うことに長けたコンピュータが重要な役割を担っている社会とも言えるでしょう。情報にはさまざまなものがあります。ネットショッピングでは商品名やその商品の機能・価格・評判など、旅行サイトでは観光地やお勧めの季節・距離・かかる時間など、あらゆるものが情報として扱われます。私たちの住所・氏名・生年月日・性別などは「個人情報」として扱われ、法律で保護の対象となっています。このような多様な情報をコンピュータを使って適切に処理することで、ショッピングや旅行がお手軽にできるようになっています。さまざまな情報がさまざまな業種で扱われ、今後もこの傾向は強まる一方です。情報をコンピュータに処理させたければ、プログラムを書く必要があります。業種・業界によってさせたい処理の内容は変わるでしょう。プログラミング能力を身に付けることによって、このような多様な社会の要求に対応できるようになります。加えて、物事を分析する能力を発揮することで、新たな提案や利便性の向上につながり、結果、自己と社会への貢献に結び付くことでしょう。

 

学習について

プログラミングはこれまでの国語や算数といった授業とは異なり、能動的かつ論理的に問題を解決する能力が求められます。年号や公式を覚えればよかった教科とは一線を画し、また、プログラミングを教えられる教員も大変不足しているため、学校で学習できる内容は非常に浅いものになっています。2016年現在では、プログラミングに興味を持ち自己学習を行うことが重要となります。

 

自宅でのプログラミング学習ですが、論理能力をフル稼働させ非常に集中してしまいますので、30分や1時間程度の時間はあっと言う間に過ぎてしまいます。また、集中している時に一度中断しますと、考察していたことが雲散霧消してしまい、再度の集中に時間がかかり、しばしばストレスとなります。このため、一度学習を始めましたら、ある程度の時間は集中させてあげて下さい。(もちろん、他の勉強に差し障りの無い程度で)

 

もし、1台のパソコンを家族で共有されている場合など、お子様のためにひとまとまりの時間を与えられない場合は、お子様に専用のパソコンをご用意いただくのはいかがでしょうか。パソコンは基本的には高価なものですが、自動車のように中古市場も広く存在します。例えば、液晶モニタとパソコン本体、キーボード、マウスといった基本的なセットが7,000円程度から販売されております。幸いなことにHSPの開発環境は非常に軽量ですので、このような格安のセットでも十分に動作いたします。(当クラブ員の中にも2009年頃に発売されたパソコンをHSPプログラム開発に用いている者がおりますが、今も全く支障なく開発できております)

ご家庭それぞれに方針があり、子どもにパソコンを与えるのは尚早であるとお考えになられるご父兄もいらっしゃると思いますので、無理にとは申し上げません。しかし、もし、お子様のプログラミング力(論理力)を伸ばしたいとお思いでしたら、ぜひ、一度ご検討していただければと思います。HSPはネットワークに接続しないで使えますので、ネットトラブルのご心配もございません。

 

  • 現時点で、学校教育だけでは十分に学習できず、自宅での学習が重要。
  • 学習は集中を要するため、まとまった時間続けられるように。
  • 可能であれば、学習用PCの導入のご検討を。

 

教育関係者・保護者の皆様へ

HSPのWebサイトにも教育関係者・保護者の皆様へのご案内がございますので、ご一読いただけますと幸いです。